セカンドステップ

　区立台場小学校の「市民科」の研究発表を見に行きました。一番のねらいは、１年生の”セカンドステップ”の授業を見ること。

　セカンドステップは、米国で開発された暴力防止教育のプログラムで、日本ではNPOが普及を目指しています。これを教育委員会として組織的に導入したのは、実は全国でも品川区が初めて。現在１０校で試行され、来年度以降、全校実施に向けて広げていく方向です。

　「キレないために」とうたったこのプログラム、対話の力が一つのポイントだと感じました。自己との対話、他者との対話。導入したてで現場の先生方も試行錯誤の面が大きいようですが、徐々に根付いていってほしいものです。５年生は、食肉市場で働いている方々をゲストティーチャーに招いて、人権や差別について考える授業を公開しており、こちらも興味深かったです。

　台場小学校は、オープンスクール。それぞれの授業からは、校舎の特色を生かした取り組みの蓄積も感じられました。